'06年09月01日(金)

フィリピン国軍の真の敵は?

基地の前にあった国軍の看板

エドの知り合いの国軍将校。ふざけてみんな「ジェネラル」と呼ぶのですが、本当の階級は確か大尉。エドが会うときはいつも平服なので、階級章を見たわけではありませんが。

彼はミンダナオにずっと赴任していたそうですが、ムスリムの反政府ゲリラとの戦闘が続くミンダナオは、国軍兵士にとっては「意外」と人気の赴任先らしいです。というのも、国軍の内部ではやはりそれが昇進とか昇給とかに関係するから。イラクに行くのも自衛隊の中では割と人気(?)だったようなので、同じようなことなのかも?

空軍に戦闘機がなく、海軍にもほとんど艦船がないフィリピン軍。「もし中国軍が来たら5時間しか抗戦できない」なんて自嘲気味に彼が言うフィリピン軍の敵は、新人民軍やムスリムの反政府ゲリラなど主に国内の反政府勢力。それ以外にもジャーナリストや左翼系の活動家の殺害にも関与しているのではないかと噂の絶えないフィリピン軍。でも、彼の語るところによれば真の敵は別にあるのだとか。

その敵の名は、「家庭不和」!?ミンダナオは、一応(?)戦場なのかほとんど2年の任期の単身赴任のようなのです。でもその間に色々あって離婚(?)してしまう家庭も多いのだとか。う〜ん、単身赴任でマニラに来ている日本のおじさんたちの家庭は大丈夫なんでしょうか…?

'06年09月01日(金)



マニラ絵日記TOP この日記の先頭