日本に一時帰国した時に「家のメイドがね…」なんて話をすると、キラッ(?)と目を輝かせて、かなり誤解をしているのではないかと思われる反応を示す人がいたりします。えっ、そんな人いないですか。少なくともエドの周りにはいるような気もするな…。
それはさておき、英語が通用し、どちらかと言えばアメリカ文化圏のこの国は、メイド喫茶が出来たといわれる他の東南アジアの国などに比べて、アニメや「萌え」などの日本文化?の浸透度は少ないようにも見えます。日本のアニメで有名どころは今でも「ボルテスファイブ」くらいかな。
それでもおもちゃ屋にはガンダムとかが並び、会社の同僚などから「うちの子は漫画を日本語で読みたくて日本語を勉強してた。」なんて話もたまに聞きます。
そういえばエドの知り合いの中国系フィリピン人の女性(推定年齢20代後半独身)は、週末はほとんど外出せずANIMAX(英語吹き替えの日本アニメ専門チャンネル)ばかり見て過ごしていると飲み会の時に言ってました。それまでそんなフィリピン人がいるなんて考えたことなかったのでちょっとビックリ。
それに以前 Mall of Asiaに行ったときにコスプレ風の衣装を着た一団を見ました。その時は写真は撮らなかったのですが、後日新聞を見たら、写真の記事(8月16日付Inquirer紙)のようなコスプレの一段が紹介されてました。この記事に出ていたPinoyCosplay.com のメンバーによれば、「コスプレは子供っぽいものではなく、芸術で、年は関係ない」のだそうです…。
良くは知りませんが、大使館とかがやるような公式の日本文化紹介イベントは、無教養なエドにはその良さが良く分らない能や歌舞伎といった古典芸能が今でも主流みたい。フランス人とかには受けるのかも知れませんが、21世紀になって「ExoticでMysteriousなJapan」のイメージを売り込むのはなぜなんでしょう?
もっと「CoolなJapan」を世界に売り込むほうがいいと思うのですが、少なくとも日本アニメ専門チャンネルを増やすのは親日家を増やすには効果的があるのかも。
'06年09月09日(土)
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