'05年08月16日(火)

街中の銃撃戦

ショッピングモール前に駐車中の装甲車

日本にいた時は自衛隊の基地にでも行かないと装甲車なんて見ることもありませんでしたが、マニラでは写真のような装甲車を街のあちこちで見かけます。最初は、またクーデーターでも始まったのかな?なんて勘違いしてましたが、ほとんどの装甲車の所属は軍でも警察でもなく民間の会社。現金輸送車として使われているのだそうです。

慣れてくると拳銃やショットガンで武装した警備員も装甲車も単に街の風景の一部になってしまいます。近くにそんな装甲車が停まっていてもさして気にならなくなっていましたが、今度からは少し気をつけたほうがいいかもしれません。というのは、今朝の新聞によれば、昨日の朝オルティガスセンターのショッピングモール・ポディウムの前で、5人組の強盗が現金輸送車を襲い銃撃戦になったそうです。

メガモール やシャングリラプラザ、ロビンソンといったショッピングモールの集まるオルティガスセンターは、マカティから北に車で20分くらいのエドサ通り沿いにある地域ですが、この一角にちょっと高級路線のショッピングモール・ポディウムがあります。小さいモールなのですが新しめの店内は明るく清潔感がありメガモールなどに比べると来ている客層もちょっと違う感じのところです。

そんなモールの通りをはさんだ向かい側のビルに朝9時半、装甲車が現金を運んできました。現金の入ったバッグをビル内へ運んでいるところ、青いバンに乗ってきた犯人がM16と45口径の拳銃で銃撃を始め現金の入ったバッグを奪ったのだとか。奪われた額は不明で、犯人が乗って逃げたバンは近くのレストラン前で乗り捨てられているのが見つかったそうです。

9時半だからまだ買い物客は周りにいなかったでしょうが、こんな銃撃戦の近くに居合わせて巻き込まれたら怖いですよね。それにいつも気になっているのですが、ショットガンを持っている警備員はいざという時にショットガンで強盗と撃ち合うつもりなんでしょうか。装填されてるのが本当に散弾なら近くにいたらかなり怖いです。ライフルスラッグなのかなぁ?

'05年08月16日(火)



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