エドは、特に鉄ちゃん、ではなかった鉄道ファンという訳ではないのですが、日本では通勤で毎日乗っていたこともあり、たま〜に電車に乗りたくなることがあります。それは「鉄道が好き!」というよりは、効率的・機能的な公共交通機関へのノスタルジーなのかもしれません。
エドがこれまで行ったことのある街でも、やはり整備された公共交通機関かレンタカーの利用が可能で、短期滞在の外国人でも自由に行動できるところは好感度が高いです。インドみたいにリキシャマンと、ハンディGPS片手に「わざと遠回りするなよ!」と喧嘩しながらの旅行ではそれだけで疲れてしまいます。マニラはそういった面ではやっぱり印象良くないですが、まあみんな外国人観光客が自由に街中をうろついてホールドアップや睡眠薬強盗とかに遭うよりはましなのかも?
さて、これまでマニラの電車といえば、タフト通りの上を南北に走るLRTと、エドサ通りの上を半円を描くように南北に走るMRTでした。それ以外にも国鉄もあるみたいですが、本数も少ない上に線路上のスラム街のなかを通るため安全面からもご利用はおすすめできません。
という訳で、電車といえばLRTかMRTだった訳ですが、LRT2号線が昨年開業しました。これまでの電車がどちらかといえば南北方向に走っていたのに比べ、今度は東西です。西の起点は、キアポのレクト駅。同名のLRTの駅の側です。東はサントラン駅が起点、周りには観光客が行きそうなところは多分何もないです・・・。エドも行ったことがありません。今回はお正月のお休みにレクト駅から、MRTの駅もあるクバオまで乗ってみました。そういえば以前この線をMRT2号線と書いたことがあるのですがどうもやっぱりLRT2号線が正解みたいです。
LRT2号線は、全線高架なのでレクト駅も路上の高いところにあります。マニラにあるにしては建設にお金かかってそうです。どうせ日本のODAかなんかでしょう。MRTやLRTはエスカレーターが壊れていたりで、延々階段を登っていくことが多いですが、こちらはまだできたばかりなので、地上の入り口で荷物検査を受けてから改札のある階までエレベータで上れますし、構内は新しくピカピカ。中には、携帯電話関係の小物などを売るブースが並んでいます。まだまだ空いているブースが多いですが、全部営業していたら駅構内というよりはショッピングモールの一角みたいになるかも?思わず駅構内にお店をどんどん出店させているJR東日本の駅を思い出してしまいました。
何度かエスカレーターに乗り、改札口のフロアまで来ると、そこには自動券売機が並んでます。これはちょっとマニラでは感動的な光景(大げさかな?)。無理に例えれば、始めてETCを使った時に自動的にゲートが開いた感動って感じでしょうか!?
エドはMRTをたまに使うのですが、有人の切符売り場がいつも長蛇の列なので100ペソ分のStored Value Ticketという プリペイドカード を使っているのです。見た限りでは、ここの券売機前に切符を買うための行列もなく有人切符売り場より効率が良さそうです。早くMRTも切符売り場の人たちをリストラして券売機導入しないかなぁ。でもマニラでは人件費の方が機械の償却費より安いのかなぁ?
続く
'05年01月06日(木)
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