'05年03月11日(金)

PDAフォン

スライド式キーボード付きのXDAU

マニラでは、一部を除き日本で売ってる携帯電話は使えません。一部GSM対応の日本の携帯が使えますが日本の電話会社のローミングサービスしか使えなかったりと、短期滞在ならともかく長期滞在では、不便&料金が高いので、結局こちらで売ってる携帯電話を買うことになります。

GSM携帯電話もピンキリで、メーカーや機種もご予算やデザインでいろいろ選べるので迷ってしまいます。このGSM電話を使いこなしていく過程は、進化とも、あるいはオタク化とも言えると思いますが、大体こんな感じでしょうか。

  1. 通話とローマ字のテキストメッセージだけのシンプルな電話でいい。
  2. Nokiaとかソニエリの最新機種がやっぱり欲しい。
  3. 携帯電話に日本語やいろいろなソフトを入れて使ってみたいと試行錯誤する。
  4. やっぱり携帯電話では自由度が低いので、PalmOSのTreoやWindowsMobileのhpやXdaなどのPDAフォンにマニアックにのめり込んでいく。
  5. 多額のお金と時間をつぎ込んだ電話を一瞬の隙に盗まれショックを受け振り出しに戻る・・・。

エドの見たところ、女性は1か2どまりなのに対して、男性は3とか4までたどり着く人も多く、こういうハイテクガジェットはやっぱり男性の玩具って感じです。そして、ここマニラではこの進化(オタク化)の階段を登ってたどり着く先は、エドの観察によれば残念なことにかなりの確率で5なのです。すぐに新製品のでる寿命の短いハイテク製品とはいえ、陳腐化する前の市場価値がある間に盗まれてしまうのです。

高機能になればなるほど、高額になります。XdaIIsや同等のI-mateなどは、お店によっては5万ペソ(約10万円)と安いノートPCより高く、昨年エドが奮発して買ったNokia7610の倍以上します。それに加え、電話としてはいつも身につけて持ち歩くには少し大きく、机の上などに置いたままにしたりすることも多くなります。

とっても便利なあまり、いろいろなところで取り出して使ったりして、周りの注意をひくことも多いでしょう。持ってるあなたは、その周りの視線を羨望の眼差しととるかも知れませんが、それはきっと獲物を狙うハイエナの目なのです。そして、ちょっと目を離した隙にあなたの電話はなくなっています。目の前に、すぐカバンに入れられるサイズで月給の数ヶ月分に相当する獲物があるのだから、ハイエナたちは一瞬の隙を見逃しません。なくなってから電話をかけても、もうつながりませんし、二度とあなたの目の前に現れることはないでしょう。

そして、差し込んだSDメモリの中に沢山の仕事のファイルや連絡先などの個人情報などを入れた状態で、PDA携帯電話を盗まれた時には、盗まれたショックは倍加します。物質的な損害に加え盗まれた情報によって起こされる(かも知れない)二次的な被害がでないとは誰にも言えないので・・・。

上の進化(オタク化)分類表では、去年カメラ付きの Nokia7610 を買ったエドは、テキストメッセージの日本語化(ひらがなカタカナのみ)などを行ったので、現在第3段階程度。知人のPDAフォンを見ると、Atokで日本語入力できたり、GPRSでいつでもどこでも日本語Webページを見れたり、日本語メールの送受信もできるので、ホントはとっても欲しいのです。でもやっぱり高いし、普段持ち歩くには少し大きいし、付属のカメラの画質が30万画素程度とPoorだったりなので見送ってました。130万画素のメガピクセルカメラが付いているXda mini(上の写真左側)は、それ程大きくなくていいんだけど無線LANがないとか、なかなかいろいろな条件をすべて満たしてくれる機種もないので、いまだに購入に踏み切れてません。買ってSkypeをインストールしてWi-Fi環境で試してみたいんですが・・・。

欲しい、でも高い、盗まれるかも、でも欲しい、やっぱり高い、きっと盗まれちゃう・・・。どうしよう???

'05年03月11日(金)



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