フィリピンの所得水準では、携帯電話というのは結構高価なものだと思います。大体売っている携帯電話の値段自体が日本よりずっと高いし。

日本より高いのは通信事業者からの補助がないからで、フィリピンに限らず日本以外の国はどこでも携帯電話本体は高いのではないかと思います。もちろんプリペイド方式でない料金後払いの契約で携帯電話会社を通して買うとフィリピンでも携帯が無料だったりします。ただ月額使用料がかなり高かったり、2年以内の解約は違約金がかかったりと、なかなか無料携帯電話へのハードルは高いのです。

料金後払いに比べて手軽に使えるプリペイド方式で携帯を使う人が圧倒的に多いのですが、ほとんどのユーザーにとって携帯は通話用というよりテキストメッセージ(SMS ショートメッセージサービス)の送受信用。通話だと1分6ペソ(約13円)位かかりますが、テキストメッセージなら1ペソ(約2円)。プリペイドの残高を10ペソ20ペソ単位で補充する人も多いので、携帯で通話というのは贅沢な使い方なのかも知れません。

写真は携帯電話会社Globeの２種類の新聞広告ですが、左側に載せた広告のサービスなら、秒単位の課金だから短ければテキストするより安く通話できるかも？それにテキストメッセージ、特にローマ字で日本人相手に日本語メールを送るのは、T9(一文字につき対応する数字キーを押すことで候補の単語を表示して入力できる入力方式)による英語入力が使えないのでBluetoothで接続したPCのキーボードから以前 もご紹介した「 マイクロソフトのSMS Sender 」を使ってささっと送るのでないとかなり面倒。出先ではこの方法が使えないし…。日本語でテキストメッセージを送れればいいのですが、相手の電話も日本語表示が出来る機種でないとならないため、送れる相手は限られるし…。日本人同士でも日本語表示できない携帯同士だと英語のテキストが一番楽かも？

早速これからはこのサービスを使って短い通話をかけまくろうと思ったら、このサービスは３月16日まで延長と書いてあります。なんだ、期間限定のサービスなのかな。

もう一つの右側の広告のサービスは、一定金額を払うとテキスト送り放題というもの。グローブ同士しか使えませんが、15ペソ(約33円)で１日、25ペソ(約55円)で２日間、50ペソ(約110円)で５日間テキストを送り放題というもの。

送りたい相手がグローブユーザーでないとなりませんが、エドの周りは結構グローブユーザーが多いので毎週月曜から金曜までの５日間にこのサービスを使うと結構元が取れるかも知れません。でも果たして何ペソくらいの節約になるんだろう？１日グローブ宛のSMS15通送るとしても週に25ペソ(約55円)の節約。もっとヘビーユーザーでないと意味ないかな？

'06年03月13日(月)