ファミリーディーと言っても祝日でもないし、エドの会社の行事でもありません。エドの知り合いが勤めているアメリカ系のコールセンター会社のファミリーディーというものにお呼ばれしたので行ってみました。何でも家族を職場に招待できる日のようで食事などもでるそうです。家族でなくて知り合いでもいいそうです。
その会社が先月も書いた コールセンター なので、ファミリーディーで会社の中に入れば、職場の様子もちょっとのぞけるかな…という期待もあって行ってみたのですが、結局職場には入れませんでした。エドだけでなく知り合いの同僚は彼氏を連れてきていたのですが、職場は見せられないので残念がってました。やはり業務を請け負っている先がセキュリティにはうるさいアメリカの会社というのもあり、部外者が中にはいるのは難しそうです。
ファミリーディーの会場へ行くと入口に知り合いの上司のアメリカ人がいて、早速握手。エドだけではなく部下の子供に色々話しかけたり握手をしたりそれなりに気を遣ってる感じです。
食い意地の張ったエドがちょっと期待していた食事は、フィリピンの社員食堂の食事をちょっと良くした程度の感じ。ライス、ビーフストロガノフ、パスタに小さなケーキとジュース。気を遣う前にもっと予算使ってよ、という感じです。そしてこのささやかな食事を取ると、会場に置かれた大画面テレビの映画を見るくらいしかすることがありません。う〜ん、会場の食堂やリクリエーションスペース以外は見に行けないし、この程度の食事だったら家族を連れてくる人はほとんどいないな。
エドの同僚などはコールセンター従業員をコールセンターキッズと呼んでるのですが、圧倒的に独身の若者が多い職場なので、やはり家族を連れてきている人はほとんどいなかったです。
ビリヤード台や大画面テレビが置かれたレクリエーション用のスペース、仮眠所、他の業界に比べて高い給料、パーティーやファミリーディーなどのイベント。それでも離職率は高いようです。エドの知り合いが今年の初めに研修を受けた時には30人いた研修同期が、今はたったの11人。
夜勤で友人や家族と顔を合わせることも少なくなり、お給料で買った最新の携帯からテキストメッセージを送る相手がいないのかも。そしてそれに耐えられず辞めていく…。たとえコールセンターに勤め続けても、英語でのカスタマーサービス経験を積んでもそこからのキャリアパスはどうするの?という不安もあるようです。
エドの知り合いも年末にボーナスもらったら辞めるそうです。「最近さぁ、ヘッドセット取っても耳鳴りするんだよね。早く辞めた方が良さそう。」だって。
'05年10月01日(土)
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