またデモのネタか・・・。なんて声が聞こえてきそうですが、今日は3万人というこれまでで最大規模のデモがあるというので、またまた反政府デモ見てきました。場所は、前回、前々回に見に行ったのと同じ、アヤラ通りとパセオデロハス通りの交差点。マカティのビジネス街の中心です。
昨日もデモでこのあたりは渋滞してたし、今日は朝から通行止め。夕方の歩道は家路を急ぐ人、デモ参加者?、稼ぎ時の物売りなどでごった返してますが、ファーストフード店も銀行のATMなども通常通りの営業です。垂れ幕やプラカードなどがなければ歩行者天国で無料コンサートでもやっているような感じ。
通行止めの周囲には、多数のジプニーなどが止まっていてデモ参加者があちこちから動員されたことがうかがえます。日本のそれと違いナンバープレートからは地区が特定できないのですが、車体横に書いてある路線名を見るとアラバンの方だったり、ケソン市の方だったり。普段マカティを走っていないジプニーが沢山来てました。
確かにこれまでより参加者?も多く、規模は大きいです。コンサート?もあったり、紙吹雪(新聞紙を切ったもの)がビルの上の方からまかれたり、盛り上げようとする演出はわかるのですが、シュプレヒコール(タガログ語なのでなんと言ってるかはわかりませんでした)にあわせて声を上げたり、拍手したりする人はまばら。
ちょっと交差点を離れると疲れたのか路上で座り込んだりして、とりあえずそこにいるって人が圧倒的。日焼けして体格も良くないし服装も質素なデモ参加者達、彼らはこのあたりの会社に勤めている大学出のホワイトカラーとは明らかに違います。
エドは思わず「みんな日当もらってるんだろ?もっと真面目にデモに参加しろよ!」と言いたくなりました。これって沢山店員がいるのに全然接客せずに店員同士でおしゃべりしているこの国の小売店の店員達を見た時と同じ感覚ですね。
エドは、昔ソウルでデモ隊の学生が警官隊に火炎瓶を投げてるとこに居合わせて催涙ガスに涙しました。かつてユーゴスラビアに連邦が存在していた時、ベオグラードの広場で連邦制支持派の集会に出くわしたこともあります。そこにあって、ここにないもの。それは集会参加者の「熱気」。エドサTとかUの時には、ここにもきっとそれがあったのかな?
'05年07月13日(水)
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