熱帯地方といえばウイルスの宝庫?フィリピンでは最近蚊が媒介するデング熱が流行ったりしていますし、衛生状態も日本に比べると良いとは言えないので、ウイルス性の病気にかかる可能性は高いと思います。
でも今日のウイルス(疑い例)の話は、デング熱でも肝炎でもなく、コンピュータウイルス。いや正確にいえば携帯電話用のウイルスです。と言うのは、最近こんな体験を良くするからなのです。
エドは、日本で買ったボーダーフォンのソニーエリクソン携帯、V802SEを キアポで オープンラインにして使っています。そして会社でも家でも、携帯電話同士で送受信するショートメッセージの送信に「 携帯のテキストメッセージ 」で紹介した マイクロソフトの SMS Sender を使ったり、携帯のメモリにMP3のファイルをPCから転送したりするのに、Bluetoothを使っています。
日本にいたときは全然使ったことのなかったBluetooth、以前持っていたNokia7610が対応していたので使い始めました。外付けのUSBメモリにアンテナがついたような外付けBluetoothを買ってきてPCにつけても、Win XPのSP2だとうまく認識しなかったりするので何度も試行錯誤し、どうしても使えないメーカのもの(そういうものもありました)は買ったお店で他のメーカのものに交換してもらったりして、なんとか問題なく使えるようになりました。
使うのにちょっと苦労したBluetoothも、使ってみるとなかなか便利。特に一番重宝しているのは、SMS(携帯電話宛のショートメッセージ)をPCから前述のSMS Senderを使って送るとき。それで携帯電話のBluetoothはほぼいつもONにして使ってます。
エドは会議などで切り替えるのが面倒なので、着信音を消していつもバイブレータモードにしているのですが、この状態でショッピングモールを歩いたり車に乗っていたりして、たまに携帯がブルブル振動します。頻度はと言うと、1週間に一度はそんなことがあるかな。それでSMSか電話の着信?と思って携帯を開くと、こんな表示が・・・。これはその時の状態の再現写真(自分でファイル転送をした時のもの)なのでファイルサイズがちゃんと出てますが、モールなどでこの表示が出たときはファイルサイズが表示されず「アイテム受信中 空きメモリXX KB よろしいですか?」とだけ表示されます。
もちろんなんだか良くわからないので受信しませんが、知らない人の携帯に適当にファイルを送る暇な人が沢山いるとは考えにくいので、これはBluetooth経由で感染すると言うウイルス(Cabirなど)から送られてきたファイルなのかも知れません。
アンチウイルスソフトの F-secure社 の9/14のブログには、携帯ウイルスがどのように携帯同士で感染するかの動画もありました。
「アイテム受信中 空きメモリXX KB よろしいですか?」の状態で、NokiaなどのSimbian OS Series 60 というOSを使っている携帯でウイルスを受信し、インストールするか聞かれて「Yes」と押すとウイルス感染携帯の1台出来上がりというわけです。V802SEは、Simbian OSを使っていないので、受信してもインストールできないし感染しないと思いますが、やっぱり怖くて(笑)受信ボタンを押せません。なんたってここは有名なLove Letterウイルスの発祥地フィリピンですから、独自に進化してないとも限りませんし…。
でも今度怖いもの見たさで受信してみようかな?
'05年09月27日(火)
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